「うつヌケ」するには?~自分を大切にして良い自己中に
詩恭(しきょう)です。
明暗という言葉があります。
文字どおり明るい方と暗い方ですよね。転じて、良い方と悪い方というように使われる言葉でもあります。
うつ病は悪い方ととらえられがちです。
確かに、不利な部分が多いのは実感しますし、憑りつかれたかのように悪い考え方が浮かんできますよね。
ですが、良い方=回復に向かうことも当然ながらあります。
良い方に向かえば生活面でも仕事面でも、さまざまな可能性が出てきますし。
では、そのためにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、自分を大切にして良い意味で自己中心的でいることです。
【私がうつから抜け出せた考え方】
— 詩恭(しきょう)@うつ病“新生”6年めブロガー (@depress_sikyou) 2020年8月24日
・他人に持つ優しさは最低限で十分
・その人のことを考えるのはその人の仕事、私の仕事ではない
・会社のことを考えるのは役職者の仕事、私の仕事ではない
・最優先は【目の前の物事】
・自分の負担が最低限ですむことを考える
「いい加減」くらいでちょうどいい。
「うつヌケ」は難しい?
うつ病から抜け出す=うつヌケを果たした人はけっこういます。
かくいう私もそのひとり。
いまうつ病に苦しんでいる、症状がつらいというあなたには、ひょっとしたら夢のような話に聞こえているかもしれませんし、イライラしているかもしれません。
確かにうつヌケは簡単ではありませんよね。
そこに至るまでの経緯も、たとえるなら整備されていない山道を裸足で歩いているようなもの。
そんな道を進むのはなかなかキツいですよね…
ただ、そんな道であっても、自分で整地していくことは可能です。
うつと向き合い、良い考えに触れ、自分自身を変化させていくことがそれにあたります。
とはいえ、うつの症状が出ているうちは、うつヌケを考えることすら不可能です。
まずは休むことからはじめるしかありません。
「うつヌケ」のハードルを上げているのは…
よく聞く話として「うつは心の風邪」なんていわれています。
うつ病は誰でもかかる…という意味では、確かにそのとおりです。
が、誰でもかかるからこそ、簡単に治るものと思われているフシがあるのでは?と感じるんですよ。
うつにかかる人は、そもそも真面目な人が多いといわれていますよね。
真面目なので、うつにかかっても「早く治さないと…」と考えてしまい、一生懸命治そうとしてしまうんです。
私もそうしていた時期がありますので、あなたがそうするのは理解できますが、実はソレがうつヌケのハードルを上げているんですよ。
理由は「うつから抜け出そう」「うつを治そう」と頑張ることで、そこしか見えなくなってしまうからです。
あなたのことを頑張るのはいいんですが、うつのことだけに注目してしまい、知らないうちに肩に力が入ってしまうんです。
そして、知らないうちに他人との比較に走ってしまいます。
こうなると「うつヌケ」どころか、さらにドツボにはまってしまうパターンです…
うつヌケのハードルを上げているのは、あなた自身なんですよ。
「うつヌケ」は良い自己中から
自己中心的、はよく聞きますよね。
おそらくですが、あなたはこの言葉にあまりいいイメージは持っていないと思われます。
これまで自己中心的な人に振り回されたりしてきたなら、そう思うのも無理はありません。
私は、「うつヌケ」するには良い意味で自己中心的になる必要があると考えています。
あなたが嫌な思いをしてきた人のようになる、という意味ではありません。
- 自分の気持ちに正直になり、自分の考えや体調を優先して行動する
- 相手の気持ちは相手のもので、自分ではどうにもできないと考える
- ただ目の前の物事に集中し、他のことはあとからでいい
- 相手のことを考えるのは最低限だけ
「そんなの無理!」「それができたらうつになんてなってないよ」と思うかもしれません。
そのとおり、最初からできることではないので、少しずつやっていくしかありません。
対策としては、できている人のマネをすることからはじめてみるといいでしょう。
私もできる範囲で周囲の人のマネをして、良い意味での自己中になっていきました(笑)
あなたも「うつヌケ」のために、良い自己中を目指しませんか?