うつ病はいつになったら治るの?~あなたの考え方を【上書き】する

詩恭(しきょう)です。


何かのきっかけで体調を崩すことって、誰にでもありますよね。
風邪もケガも、その時はつらい思いをしても、時間が経てば治ります。
もちろん、本人が治す意思があれば、ですが。


ただ、うつ病はそう簡単ではありません。
2・3日寝ていれば治るものではないですし、入院しても寛解(全治ではないが、症状がおさまり穏やかな状態であること)に至るわけではありません。


が、寛解に少しでも早く進める方法はあります。
それは、考え方を変える、というより【上書き】することです。


うつ病は期限付きで治る病気ではない

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うつ病は長期的な蓄積があって発症します。
昨日、今日感じたストレスがどんどん積み重なっていくんです。


それを風邪のように、寝ていれば治ると判断するのは、少々違います。
薬を飲んでいても、効いてくるのはかなり先だったりします。
2・3週間先にようやく効いてくる、なんてのもザラにありますから。


(まさに私がそうでした。睡眠に関わる薬以外は、それくらい先だと医師に説明されました)


いついつまでに治したい、という気持ちはわかるんですよ。
せっかく環境に慣れたのに、とか、仕事も覚えてきたのに、とか、言いたいのもわかります。


が、あなたがうつ病になった原因がそれだとしたら、まずそこから離れる必要があります。
離れることが、いまのあなたには最適だからです。


仮に期限付きで休み、復職したとしても、おそらくさらにひどい状態になります。
悪化しながらだましだまし続けるのか、良い状態で続けるのか。
選択はあなた次第ではありますが、どうせなら良い状態の方がいいのではないでしょうか?

うつ病発症に至った考え方を【上書き】する

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先に、「寛解に少しでも早く進める方法はあります」とお伝えしました。
「それは、考え方を変える、というより【上書き】することです」とも。


「何それ、どういうこと?」とあなたは考えているかもしれません。
確かにそう思いますよね。
私も最初に医師から聞いた時、頭に「???」しか浮かばなかったので。


一言で表すならば、【価値観を変えていく】ということです。


いままでのあなたの考え方を、イチからつくり上げていくのは容易ではありません。
なぜなら、考え方は生まれてからいままでに形成してきたもので、それを全部壊していまから新しく!というのは、根本的に無理だからです。
いまあるものを少しずつ変えていく、良い考え方は残し、その周りにあるものを変えていく方が、少なくとも難易度は下がります。


具体的にはどうするか?というと、あなたがいる世界を少しだけ出てみるといいですよ。
例えば、寛解した人の話を聞いてみたり、本を読んでみたり。
インターネット上には、うつ病を克服した人が発信をしていますので、そういった人がどう言っているか、見てもいいでしょう。


全部を受け入れる必要はありません。共感したものを取り入れれば良いんです。
自分になかった考え方に触れると、目からウロコが落ちませんか?
そのウロコが落ちた瞬間が、上書きの瞬間なんです。


【自分の周りにあるものが、この世界のすべてではない】
そう思えた時から、うつ病回復に向かっていくんです。

あなたの意思さえあれば、うつ病は治ります

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うつ病はいつ治るのか?」


この問いに明確に答えられる人は、誰もいません。
おそらく、医師でも確実な答えは出せないと思います。
完璧な人間など存在しないからです。


服薬は回復にはとても有効ですが、あなたの考え方も同じくらい有効です。
考え方が凝り固まっていると、うつ病の回復はかなり時間がかかります。
あなたが意思を持って外に一歩を踏み出せば、そこにはいままで見えなかった世界が存在します。
少しずつで構いません。【上書き】していきましょう。


私も、「生きたい」という一心で外の世界に踏み出しました。
そうしたら、様々な考えに出会えましたし、目からウロコが落ちる経験を何度もしました。
そして、少しずつですが上書きできて、いまがあります。


あなたの意思さえあれば、うつ病は治ります。
「いつ」を決めるのは、あなたの行動次第です。
(もちろん医師の意見は聞いたうえでですが)



ひとりで悩まないでください。

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