うつ病の回復に休養は必須~生きることに集中する

詩恭(しきょう)です。


「休む」ということへのあなたのイメージは、どんなものでしょうか?


寝る、ぼーっとする、退屈、暇、楽しみ…いろいろあるかと思います。


うつ病の回復には、「休む」ことが必須です。
休むことには【ダメージの回復】という大きな意味があります。


ただ、休むといっても何をすればいいのか?
こんな疑問もあるかもしれませんね。


結論からいいますと、具体的に何かをする必要はありません。
通院し、診察や治療を受けるくらいです。
あとは、日々淡々と生活し、着実に生きていくことが、あなたの役割です。

うつ病における【休養】の意味


うつ病の症状が強い時に休養に入るケースが多いと思いますが、目的はストレスの元から離れることです。
仕事、家事などは完全に止め、心身ともに休むのが大切です。


「仕事や家事を止めたら、やることがなくなる」とあなたは考えているかもしれません。
その通りですが、むしろ何もしなくていいです。
何もしないことが、いまのあなたの仕事や家事だと考えてもらえれば幸いです。


うつ病における【休養】とは、ガソリンの補給です。
どれだけ車を運転するスキルが高くても、ガソリンが入っていない車は運転できません。
それと同じです。
どれだけ仕事ができても、心のガソリンが枯渇してしまえば、心の病を患うことになるんです。


そしてうつ病を患った人ほど、休養を取ろうとしません。
「何もしないのは罪」「休むとかありえない」と普通に考えている傾向があります。


が、そういう考えがガソリンの枯渇を招いているのは間違いありません。
すぐにでも補給する必要があります。


場合によっては、入院も視野に入れた方がいいです。

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うつ病の休養中に出てくる【焦り】


ようやく休養を取ったとしても、さて何をすればいいのか?と考えてしまうかもしれませんね。


先にお伝えしたとおり、休養中は特別に何かする必要はありません。
心身を休ませることが重要な役割となります。


朝、いつもの時間に起きられなくとも、目の前のことに取りかかれなくとも、自分を責める必要はありません。


自覚の有無に関わらず、いままでは無理してやってきたんですから、
むしろ、やりたいように、身体に負担がかからないことをやれれば御の字です。


そうしていると周りと比較して、「早く回復しなければ!」という【焦り】が生まれてきやすくなります。
家族は仕事や学校に行っているのに、自分だけがただ休んでいるだけ。
そういう状況を見せつけられ、焦るのもわかります。


が、いまのあなたは病気なんです。


病気と言われても自覚はないかもしれません。
いえ、なくても仕方ありません。
見た目にはどこも悪くは見えませんからね。


身体は動くし、熱があるわけでもなく、骨折しているわけでもありませんが、脳と心の大病を患っています。


自らの心から生まれる【焦り】が、うつ病の回復を遅くします。
なので、医療機関で相談したり、信頼できる人に話したりして、少しずつ取り除いていきましょう。

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うつ病の休養中は「生きる」ことに集中する


私の体験談を少しだけお話します。


私は休職の経験はないんですが、休養しつつ仕事を探していたことがあります。
じっくり休養に充てられた期間は、正直あまり多くはありません。


それでも、その期間はゲームをしたり、好きな番組だけ観たり、
近所に買い物ついでに散歩したり、家事したりと、やりたいようにすごしていました。


もちろん、うつの症状がひどい時には、一日何もせずにいたこともあります。


ただ、普段なら働いているであろう時間に家にいて、先に出た【焦り】や不安にいつも脅かされていました。


「こんな時間に家にいて、私に生きる価値あるの?」
「働けないって、生きてる意味あるの?」
「このまま取り残されて、孤独死するしかないのかな…」


というような、ネガティブな言葉が頭の中をぐるぐる回りました。


それに負けずにいられたのは、ある時に開き直り、切り替えられたんです。


“生きる”ことに集中するしかない、と。


無事に朝を迎えられれば、今日も生きていたことになる。
いま、なにもできないとしても、これからできることは必ず増えていく。
生きてさえいれば、なんとでもなる。


そう考えた時に、働くことに生きる意味があり価値がある、という私の価値観がかなり変わりました。


【生きてさえいれば、なんとでもなる】

おそらく、働いている時には絶対に出てこない感情だと思いました。


働いたり、趣味を楽しんだりできるのは、命あってこそできること。
そういう、当たり前すぎてわかりにくいことに気付きました。


以降、かなり【焦り】は減りました。
~体験談ここまで~


もしあなたも、いま【焦り】を感じてしまっているのなら、まずは“生きる”ことに集中してみてください。


起きた時間が遅くても、あなたは無事に目覚めることができました。
それで良いんです。
生きていて、適切な治療を受けれたら、うつ病は必ず回復します。


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