うつ病をすぐにでも治したいと考えてるあなたへ~水が止まらない原因は?

花粉症をすぐにでも治したい詩恭(しきょう)です。

私は社会人になって数年経ち、(私の主観では)ある日突然花粉症になりました。
おそらくは生活の乱れや栄養バランスの崩れ、腸内環境の悪さが原因だろうなと思われます。
もちろん、すぐにどうにかなることではないので、
地道に、長期的に改善していくしかないな…と考えています。

実はうつ病も花粉症と似たようなもの。
あなたは「すぐにでもうつ病を治したい」と考えているかもしれませんね。
が、残念ですがすぐには治りません。

なぜなら、うつ病を発症するまでに、知らず知らず蓄積してきたうつ病の元”の発生源は、
最初は外部だったのに、途中からはあなた自身に変わるからです。

今回は私の経験談も交えて、すぐに治らない理由をお伝えしていきます。

うつ病へのきっかけは歪みから

何かの病気の症状は「ある日突然」現れるかのように見えますが、実はそうではありません。
たとえば風邪の症状(鼻水、のどがイガイガする、身体がだるいなど)も、
症状が出るまでに不摂生な生活(睡眠不足、栄養の偏りなど)をしていたから、
という理由がありますよね。

うつ病も同じです。
「ある日突然」ではなく、うつの症状が出ても仕方ない生活を送っていたから、症状が出たんですよ。

では、うつの症状が出ても仕方ない生活とは?

私がうつ病を発症した時のことを振り返ってみると、こんな感じでした。
(前提として、派遣社員がはじめてで要領も何もわからない時でした)

  • 11人の営業さんに対してサポート役は私一人
  • 何をするのかは別部門の社員さんからざっくりとしか教わっていない
  • 電話応対中にも関わらず、他の電話が鳴っていると電話に出ろと言われたことも
  • 11人分の一日の業務を一人でさばくのが当然(多い時で10件くらい同時進行も)
  • 仕事を誰かに振ってもらうこと、わからないことを人に聞く、小さな失敗=自分の評価が下がるありえないことだと考えていた
  • 評価が下がる=契約を切られて当然だと考えていた
  • 社員の代わりに頭を下げるのは当然

考え方が歪みきっているなあ…病んで当然だ…と
いまなら客観的に思うんですが、この考え方で半年少々働きました。

日を追うごとに、不安やイライラ、自責の念が蓄積されていっていました。

身体と心はつながっている、とうつ病になって感じた

水をため続けたコップの水がいつかあふれるように、
気付いたらうつの症状が出始めました。

  • 手の震え
  • 朝、起きるのがつらい
  • 頭痛(ただし、会社を出るといっさいなくなる)
  • 何もしなくてもイライラが一日中おさまらない
  • 何もしなくても不安な気持ちや自責の念が頭から離れない
  • 椅子に座っていると身体が傾いていく感覚がある

夜は比較的眠れましたが、どれだけ寝ても起きるのがつらかったです。
また、食欲もありましたが、どれだけ食べても満腹感を得られず、際限なく食べ続けてました。
(案の定、その後太りました)

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うつ病の症状の代表的なものとして、

  • 食欲が落ちる
  • 眠れなくなる

というのがあるんですが、私は真逆でしたね。

ただ、いま考えると、いつでも何か「満たされない」感覚がありました。

先にお伝えした「どれだけ寝ても起きるのがつらい」
「満腹感を得られず、際限なく食べ続けた」から考えても、
心が満たされないから身体で何とかしようとしていた…としか思えないんですよ。

“身体と心はつながっている”
その当時はわかりませんでしたが、いまはそれが真実だと感じています。

うつ病をすぐに治せない理由は、うつ病の元の発生源が自分自身に変わるから

コップの水があふれたら、蛇口をひねれば水が止まり、それ以上水が入ることはありません。
でも、心のキャパシティがどれくらいなのか、自分自身では目に見えないですよね?
なので、どれだけうつ病の元が蓄積されているのかも、具体的にはわからないんです。
蓄積の度合いを理解できていないのに、すぐに治そうとするのは不可能です。

風邪を治すには、薬を飲んだり早めに寝たり、栄養を摂ったりする必要がありますよね?
うつ病も同じです。症状に合った治療を受けることで、じょじょに回復していきます。

ただ、風邪と違う点があります。
風邪は原因さえはっきりしていれば早く治すことが可能ですが、
うつ病は原因がはっきりしていても回復までに時間がかかります。

なぜなら、うつ病の元=不安やイライラ、自責の念が、
最初は外部からのストレスで発生していたのに、
いつの間にか自分の内面から発生するようになっていくからです。

つまりは蛇口をどれだけひねっても水が止まらないのは、自分のせいだと信じて疑っていない状態です。
うつ病の元の発生源に気付かない限り、回復のスタート地点には立てないままです。

自分自身と時間をかけてしっかり向き合い、発生源に対処していきましょう。


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