うつ病だからこそ、サポートは必要~あなたを支える人は必ずいる

詩恭(しきょう)です。


突然ですが、あなたは何かを“誰の手助けもなく”成し遂げたことはありますか?
もしくは、長期間にわたって“たった一人で”何かを続けた経験はありますか?

おそらく、100人に同じ質問をしても、99人は「ない」と答えるでしょう。
1人くらいは「ある」と答えるかもしれませんが、よく話を聞いていくと違っているのかも。


かくいう私も、たった一人で何かを成し遂げたことは一度もありません。


うつ病の治療、回復にも、誰かのサポートが必要です。
「迷惑がかかる」「申し訳ない」などと言っている場合ではありません。


私は家族のサポートを得られないものと考えたので、ひとりでうつ病に立ち向かうつもりでした。
が、いま振り返ると、医療機関のスタッフの方々が心の支えになっていたなと感じています。


あなたが望むならば、支えてくれる人はたくさんいるんです。

うつ病の時に頼れる“自立支援医療

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あなたがすでにうつ病を患っているなら、もう利用しているかもしれませんね。
自立支援医療(精神通院医療)を。


うつ病だけでなく、すべての精神疾患が対象となり、通院による継続的な治療が必要な人が申請、利用できる制度です。


国民健康保険社会保険では3割負担ですが、この制度を利用すると、通院等の治療では1割負担となります。
対象となるのは指定の医療機関、薬局のみではありますが、正直それだけでもありがたいですよね。


しかも、納税額や治療内容に応じてひと月の自己負担の上限額が定められます。
上限を超えてしまった分の医療費は、負担しなくてよいことになっています。


コレは利用しない手はありません。
医療機関で申請するよう勧めてくれることもあります(私はそうでした)ので、ぜひ手続きしましょう。


なお、申請には診断書が必要になります。
わりと高額になることもありますので、医療機関の受付で要確認です。
申請窓口は市町村によって違いますので、ホームページで調べてみましょう。


私が申請した時は、名古屋市某区保健所の衛生関係の窓口に行きました。
さほど時間はかからず、診断書と身分証明書があればすぐに申請できました。
ただし、申請したその日から利用できるわけではなく、受給者証というものがないと利用できません。


手元に届くまで時間がかかりますが(私の場合は2~3週間程度でした)、申請書の控えがあれば1割負担を適用してくれる場合もありますので、医療機関や薬局に問い合わせてみましょう。

うつ病の回復のエキスパート、医療機関のスタッフさん

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私が治療時に心の支えになったのは、実は医師ではなく医療機関のスタッフさんでした。
もちろん、医師も薬を変えたり、減らしたりする判断も早かったので、とても助かったんですが。


スタッフさんの言動も、寄り添う姿勢が見えて良かったですね。
エキスパートなので訓練もされているとは思いますが、患者側に立つことを忘れていませんでした。
変な話ですが、医師よりもいろいろ話せていた気がします(笑)


ただ、人間同士なので相性はありますよね。
そんなふうに感じた、私の経験談を少しだけお話します。


待合室で診察の順番待ちをしている時に、近くで話し声が聞こえたんですが、それが「今日のグループは〇〇さんだったから、あまり話せなかった」という内容でした。
私はそんなことを感じたこともなかったので、なぜそう思うのか疑問ではありましたが、とりあえずスルーして順番待ちに徹してました。


あとでふと思い出した時に、「医師との相性もあるけど、スタッフさんとの相性もあるな」と感じました。
サポートされる側として、人を選ぶことも大切なのかな、と思いました。

うつ病を理解してくれる人は多くない。だから経験者の言葉は貴重。

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うつ病を患うと、思うように言葉が出なくてもどかしい気持ちになります。
頭が回らない状態なので致し方ないのかもしれませんが、他人から見たら、印象が良いとは言えないでしょう。


また、明確に身体のどこかが不調、というわけでもないので、「サボっている」と思われてしまいがち。
そのため、うつ病のことを知らない人に理解してもらうのは、とても難しく大変なことだと思います。

ただ、悲観するのはまだ早いですよ。
それでも理解してくれる人はいますから。
それは、あなたと同じようにうつ病を患ったことがある人、すなわち経験者です。

さまざまな本もありますし、SNSで発信している声があちこちにあふれています。
たとえ顔も知らない他人であっても、あなたの考えていることと同じことを言っていれば、気になりますよね。


“共感”を支えにして、日々進んでいくことも可能なんです。


あなたは一人ではありません。
小さな言葉が、大きな力になることもあります。
あなたが発した言葉で、同じうつ病の方が救われる可能性だってあるんです。


「サポートされつつ、実は誰かをサポートしている」
そんなふうに考えられたらいいですね。


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